統合的ファイル共有ソリューションを拡大
IoTソリューション、オフィスソリューション、イメージソリューションの3本柱で企業のDX推進とビジネス成功を支援するトライポッドワークス株式会社では、長年にわたりファイル共有・転送のソリューションを提供してきた。
トライポッドワークス代表取締役社長CEOの佐々木賢一氏は、「2005年の会社設立直後から、いわゆるオンラインストレージサービスのGIGAPODを提供してきました。当時はオンラインストレージといった言葉もない時代で、FTP(File Transfer Protocol)の代替手段として、インターネット越しにファイルをやり取りするサービスとしてスタートしました」と歴史を振り返る。
GIGAPODは、大容量のファイル転送のニーズや、クラウドをベースにしたデータ共有のニーズの高まりとともに、オフィスの統合的ファイル共有ソリューションとして利用を拡大してきた。バージョンアップを重ね、2023年6月時点では「GIGAPOD5」を提供している。
製品の提供形態は3種類。1つが「クラウド版」で、最もオンライン ストレージにイメージが近い。大企業、官公庁、自治体、大学などの大手ユーザーが多く利用している。もう1つがハードウェアとソフトウェアを一体型で提供する「アプライアンスモデル」。客先に設置して利用する形態で、中小企業のユーザーも多い。また、ソフトウェア単体で提供する「ソフトウェアモデル」と名付けた形態も用意する。ユーザーはこれまでに延べ6,000ユーザーに上る。その中でクラウド版の利用は200ユーザーを占めているという。