データは魔法の杖ではない
多くの人は、データの活用について大きな誤解をしています。ビジネスに関わる大きな問題を解決して自分たちに大きな利益をもたらすとか、未来予知ができてあわよくば自分たちに都合がいい方向へ未来を変えられるような、そんな魔法のような何かだと考えているようです。当たり前ですが、データを使ってもそんなおとぎ話のようなことは起きません。
それでは、データを活用することでどんな利益を得られるのでしょうか? データから得られる利益はもっと地道で現実的です。データを活用するということはシンプルに言ってしまえばゴールへ漸近するということです。ビジネスでは達成したい目標に向かって施策を打ち、そこへ少しずつ近づくものですが、データを利用することでその精度を高めることができます。
データを活用するときは、情報を収集、解析し、そこから得た知見や仮説をとおしてアクションをより良いものにするというOODAループやアジャイル的な運営をします。改善のスパイラルをまわすということです。このスパイラルにおいて情報を定量的に扱うことができるという点がデータを活用するメリットです。具体的に見ていきましょう。