データ管理の中立性から考えるデータの民主化
中央集権型のAI(Centralized AI)と注意経済(Attention Economy)がさまざまな問題を引き起こしている。Google検索、ChatGPT、Amazonのレコメンデーションなどだ。これらが「科学的根拠に基づく選択の自由」さらに「民主主義あるいはデータによる価値の共創」を棄損している。この状況を打破する施策について説明する。
BIツールを導入しただけでは、データの民主化は進まない
データ駆動型の経営をするために、データ分析ツールの導入を検討している企業は多い。しかし、ツールを入れただけではデータを活用するようにはならないのである。最大のポイントは組織のトップの決断だ。
データの徹底利用が真の国家安全保障につながる
科学ジャーナリストの松浦晋也氏は、もはや人類は情報により地球をマネジメントできる時代であることを解説した。そのために大切なことは徹底した「データ利用」であるという。その意味・理由についてさらに詳しく綴る。
データの民主化を基本思想に掲げてジャスミーが描く社会
「データの民主化」(DATA DEMOCRACY)という基本思想を掲げて、情報プラットフォームを提供するジャスミー株式会社。同社代表取締役社長の佐藤一雅氏は「これまでのインターネットではGAFAに代表される企業にデータが集中していました。しかし、我々は『お客様にデータの主権があるなら、ユーザー本位のデータの使い方がある』と考え、ソリューションを提供しています」と語る。
データの民主化から始めよ
DXを推進する技術の一つがクラウドであることに疑いを持つ人は少ないだろう。しかしそこには本当にデメリットは存在しないのか。強力な1社のサービスに頼りきるのではなく、マルチクラウドでデータの民主化を進めるべき理由をNeutrix Cloud Japanの髙橋CTOが語る。
役に立たないデータが、未来の資産になる
データ管理の常識はストレージの高性能化により変化していくだろう。理由はストレージの高性能化にある。ストレージの発達が未来のビジネスを変えていく可能性についてNeutrix Cloud Japanの髙橋CTOが語る。
中立的で公平であってこそ、データを活用させられる
クラウド接続ストレージの「Neutrix Cloud」を提供するNeutrix Cloud Japan代表取締役社長 CEOの田口勉氏に、データ活用のポイントを尋ねる本連載。第4回は、データの民主化を進める上で、データを保管するストレージの立ち位置について考えた。田口氏は、データを中立的な場所に保管すべきだと指摘する。
データの民主化成功のカギを握る「セキュアとデモクラティックの両立」を読み解く
社内の データを活用し、ビジネスアイディアを実現させ、イノベーションの創出をするために本当に必要なことは何だろうか。データのセキュリティを担保しつつ、全社員に開放し、データが最大限に活用される基盤を実現するための勘所について、三菱総研DCS テクノロジー事業本部 データテクノロジー部長 矢沢陽介氏が解説する。