同社は今回、英国の中規模企業（従業員201人〜700人）のIT意思決定者504人を対象に調査を実施。このうち、64%の企業は「今後2年間でマルチクラウドの活用が増加する」と見込んでいた。これに対し、「今後2年間でマルチクラウドの利用が減少する」と答えた企業はわずか3%で、「マルチクラウドの利用計画がまったくない」とした企業は1%未満であった。
また、企業が考えるマルチクラウドの強みとしては、回答者のおよそ半数が「適切なクラウド環境でワークロードを実行できる柔軟性」を支持。以下、「俊敏性の向上」が41%、「費用対効果」および「OpExベースでより優れたインフラを利用できるようになること」が40%、「障害点が少なくなることによる組織リスクの低減」が39%で続いた。
一方、同レポートはマルチクラウド環境における課題にも言及。その懸念事項として、27%の回答者が「技術的な複雑さ」を、31%の回答者が「ITチームがより多くのエンドポイントを持つ大規模な施設を管理しなければならないこと」を挙げている。
参考URL
The State of Multi-Cloud: 64% of organisations see their use of multi-cloud increasing in the next two years
64% of organisations see their use of multi-cloud increasing in the next two years
Multi-cloud is set to become the norm for businesses in the next few years | TechRadar
