Arrcusは2016年に設立された新興ネットワークベンダー。コアや5G/エッジ、マルチクラウドのルーティングやスイッチングにおけるリーダー企業で、これまでに1億3,800万ドル(約203億円)の資金を調達。ネットワーク技術に関連する215件以上の特許を保有している。
エグレス料金は、1GBあたりでは数セントだが、大規模なデータ移動の際には数千ドルになることもある。近年では、生成AIのための分散型大規模言語モデル(LLM)やデータベースレプリケーション、ハイパフォーマンスコンピューティング(HPC)など、帯域幅を大量に消費するアプリケーションの採用が拡大する中で、クラウド総請求額の10〜15%に達するケースも出てきている。
新たな機能により、企業はエグレス料金の可視化や最適化が可能になる。また、エグレス料金が最も低い宛先にトラフィックを動的かつインテリジェントにルーティングできるという。
ArrcusのShekar Ayyar CEOは「ECCが加わったFlexMCNにより、企業はクラウドのエグレス料金をきめ細かく制御できるようになり、大幅なコスト削減が実現できます」とコメ ントしている。
参照リンク
Arrcus says it can cut cloud egress fees by up to 40% – SiliconANGLE
Arrcus Revolutionizes Multi-Cloud Networking with Egress Cost Control (ECC), with Potential to Reduce Up to 40% in Cloud Connectivity Costs | Business Wire
Arrcus Revolutionizes Multi-Cloud Networking with Egress Cost Control (ECC), with Potential to Reduce Up to 40% in Cloud Connectivity Costs | Morningstar