American Towerは電波塔や基地局など無線通信インフラのリースを行う不動産投資・管理会社で、世界25カ国に約22万5,000件の幅広い通信インフラ資産を保有。2021年には米国全土にデータセンターを展開するCoreSiteを買収している。
今回の提携により、American Towerは自社のニュートラルホスト「Access Edge Data Center」エコシステムを拡張し、IBMのハイブリッドクラウド機能やRed HatのKubernetesコンテナプラットフォーム「OpenShift」を統合。顧客企業がIoTや5G、AI、ネットワーク自動化などの技術を活用できるよう支援する。
IBM InfrastructureのCTOを務めるHillery Hunter氏、American TowerのCTOを務めるEd Knapp氏は「分散型コンピューティングへの関心が高まる中で、両社は補完的な資産を活用し、大きな顧客価値をもたらす機会を見出しました」、「この提携により、パブリッククラウドからエッジ、オンプレミスに至るまで、企業がより柔軟にアプリケーションを展開可能にすることを目指しています」とコメントしている。
参照リンク
American Tower and IBM to Bring Edge Cloud Services to Enterprises for Enhanced Innovation and Customer Experiences
IBM and American Tower partner on cloud to Edge solution – DCD
IBM and American Tower help enterprises unlock the power of multi-cloud