今回の契約により、欧州連合(EU)の数十の機構や団体、専門機関がOCIの100以上のサービスを利用できるようになる。オラクルはこの契約について、「EUの機構や団体が、コンプライアンスやデータ・ガバナンス、規制上の義務をより少ないリスクとコストで達成できるようにするためのもの」と説明。同社によれば、OCIはすでに英国やオランダ、オーストリア、米国などで1,000以上の公共機関に使用されているという。
なお、欧州委員会はマルチクラウド戦略を採用しており、同委員会にクラウドサービスを提供する事業者はオラクルだけではない。EUの機構や団体、専門機関は今後、各自のニーズに対応したミニコンペを実施し、最も適したクラウドプロバイダーを選択する可能性があるという。
参照リンク
European Commission Selects Oracle Cloud Infrastructure
European Commission loves Oracle enough to sign six-year cloud deal
Oracle Cloud Infrastructure Selected by European Commission
EU Commission’s “multi-cloud strategy” raises consistency questions – EURACTIV.com