「通義万相」は、アリババクラウド独自の大規模モデルであるComposerを使用して開発されたもの。様々なタスクの処理に長けたAI生成モデルで、中国語と英語のテキストプロンプトに対応。水彩画や油絵、中国画、アニメーション、スケッチ、平面ラスト、3D漫画など、多様なスタイルのディテールに富んだ画像を生成できる。
また、同社はこれに加え、言語や知覚、音声領域を含む複雑で専門的なAIタスク達成を支援するための汎用フレームワーク「ModelScopeGPT」も発表。ModelScopeは、アリババクラウドが昨年導入したオープンソースのModel-as-a-Service (MaaS)プラットフォームで、900以上のAIモデルを搭載。「ModelScopeGPT」を活用することで、企業や開発者は様々なオープンソースの大規模言語モデル(LLM)にアクセスし、多言語ビデオの開発など、高度なAIタスクを実行できる。
アリババクラウドのCTOを務めるJingren Zhou氏は「通義万相のリリースにより、高品質な生成AI画像がより身近なものとなり、eコマースやゲーム、デザイン、広告など、幅広い企業にとって革新的なAIアートやクリエイティブな表現の作成が促進されるでしょう」とコメントしている。
参照リンク
Alibaba Cloud launches AI image generation model, Tongyi Wanxiang
Alibaba Cloud debuts AI image generator | Computer Weekly