この調査によれば、M&E企業のクラウドストレージ利用歴は比較的浅く、回答企業の69%が利用歴3年以下であったという。ただし、パブリッククラウドストレージの利用は増加傾向にあり、回答企業の89%がクラウドサービスの増加(74%)または維持(14%)を検討しているという。
また、回答企業では、平均してIT予算の13.9%をパブリッククラウドストレージサービスに割り当てているとのこと。しかし、これらの企業の52%でクラウドストレージ支出が予算超過となっており、サイバーセキュリティやデータ損失に関する懸念、API料金などデータ利用に関連する隠れた費用が課題となっているという。
Wasabiの戦略・市場情報担当シニアマネージャーを務めるAndrew Smith氏は「M&E業界は、複数の組織や地理的に分散したチーム間で大容量のメディアファイルにアクセスする必要性があり、クラウドストレージサービスにとって重要な業種となっている」とコメントしている。
参照リンク
2023 Media & Entertainment Cloud Storage Index(Wasabi)
Media & Entertainment Organisations Flock to the Cloud but Cite API Fee Challenges and Cybersecurity as Key Concerns | Business Wire(Wasabi)
Top public cloud security concerns for the media and entertainment industry(Help Net Security)