GovTechのKok Ping Soon CEOは、政府のIT戦略刷新に関する業界説明会の中で、「政府の非機密情報の66%がすでにクラウドに移行された」と説明。70%という目標の達成に近づいていることに言及した上で、2023年に実施予定の政府ICT調達における一括入札について、「refresh(一新)」と表現し、「より多くのベンダーを引き入れるための機会」と語った。
同CEOによれば、シンガポール政府は今年、ICTに33億シンガポールドル(約3,400億円)の予算を投じる計画だという。このうち、3分の2は市民や企業向けのデジタルサービスの開発、エンタープライズ向けSaaS製品の採用、既存アプリケーションの保守などに活用される見込み。また、残りの3分1はハードウェアの買い替え、クラウドコンピューティングやサイバーセキュリティ関連のサービスなど、インフラの維持に充てられる見込みとなっている。
参照リンク
Singapore on track to reach cloud migration goals – asks suppliers to re-apply(The Register)
Govt to spend $3.3b on infocomm technology in 2023(The Straits Times)
Singapore’s digital government to prioritise industry collaborations, sustainable procurement, says Kok Ping Soon, Chief Executive of GovTech(GovInsider)