NetAppは、米国や欧州、アジア太平洋など9市場のテック/データ関連の企業幹部を対象に1,300人規模の調査を実施。この結果として、マルチクラウドの複雑化の影響が多岐にわたっていると指摘。サイバーセキュリティリスクの拡大(回答者の45%)、クラウドのROIに対するリーダー層の懐疑心の高まり(44%)、職員が業務アプリケーションを十分活用できないこと(44%)、業務オペレーションの可視性の欠如(42%)、予算オーバー(37%)、職員の燃え尽き症候群(31%)などが具体的影響に挙げられている。
また、同調査によれば、IT部門幹部の88%が「マルチクラウド環境に技術的障害がある」と回答。クラウド間のデータ移動(33%)、セキュリティおよびリスクへの対応(31%)、クラウドサービス間の相互運用性(30%)などを具体的な障害に挙げている。
NetAppのクラウドストレージ担当VPを務めるRonen Schwartz氏は、「当社のグローバル調査は、テクノロジーリーダーのクラウド関連の取り組みへの捉え方や管理方法にパラダイムシフトが起きていることを示しています」とコメントしている。
参照リンク
2023 CLOUD COMPLEXITY REPORT(NetApp)
NetApp’s Cloud Complexity Report highlights shifting demands of multicloud(Cloud Computing News)
NetApp’s 2023 Cloud Complexity Report Highlights the Shifting Demands of a Multicloud Environment(Business Wire)