Kubernetesは、コンテナ化したアプリケーションのデプロイ、スケーリング、管理を自動化するためのオープンソースソフトウェア。現在はベンダーニュートラルなCNCF(Cloud Native Computing Foundation)が開発を主導しており、米国防総省を含む多くの政府機関が支援している。
同レポートによれば、DevOps自動化需要の高まり、オープンソースプラットフォームによるコミュニティの拡大、スケーラビリティや柔軟性への需要、クラウドネイティブなアプリケーションなどがKubernetes市場の成長を牽引するとのこと。また、世界規模では、ハイブリッドおよびマルチクラウド環境、機械学習とAIの統合、セキュリティとコンプライアンス、サーバーレスコンピューティングなどのトレンドが市場の成長に貢献するという。
このほか、地域別では、StackRoxやAlert Logicなど同市場のリーディング企業が存在する米国市場が予測期間中最も高いシェアをキープ。一方、主に中国やインド、日本でKubernetes技術の導入が進むアジア太平洋地域は最も急速に成長すると予想されている。
なお、このレポートは同市場に関連する日本国内の動向として、楽天シンフォニー(楽天の通信プラットフォーム事業組織)が2022年、複雑なネットワークアプリケーションやストレージソリューション向けに設計されたKubernetesプラットフォームを提供する米Robinを買収したことにも言及している。
参照リンク
Kubernetes: Setting Your Cloud Course for Success(GlobeNewswire)
Global Kubernetes Market Size, Share, Growth Analysis, By Product(Cloud and On-premises, and others), By Vertical(Energy, utilities), By Component(Connector security Platform and Services) – Industry Forecast 2022-2028(SkyQuest)