ビル・ハガティ上院議員を含む9人の議員は商務省、国務省、財務省に宛てた書簡の中で、中国のクラウドコンピューティング企業が「米国やその同盟国、パートナーの国家および経済安全保障上の利益に直接反する外国企業(制裁を受けた企業など)との関わりを強めている」と指摘。アリババやファーウェイなどのクラウド事業者に制裁や輸出制限、投資禁止などの措置を科すよう要請している。
ハガティ議員らによれば、ファーウェイ・クラウドは2021年、「Spacety China」の名でも知られる中国の長沙天儀空間科技研究院と共同出資でエッジコンピューティング機能を搭載した衛星群「Sky Computing Constellation」を立ち上げたという。Spacetyは最近、ウクライナ侵攻に関連する重要な衛星画像をロシア企業に提供したとして財務省から制裁を受けていた。
なお、同書簡はバイドゥやテンセントが運営するクラウド企業についてもさらなる調査を要請している。
参照リンク
Senate Republicans call on Biden administration to clamp down on cloud companies with ties to China(CNN Digital)
Biden should sanction Huawei Cloud, other Chinese firms -senators(Reuters)
US Senators are urging Biden to sanction Chinese cloud firms, including Huawei and Alibaba(Tech Wire Asia)