同社のプレスリリースによれば、「通義千問」はまずアリババのビジネスコミュニケーションツールである「Ding Talk」、AIアシスタントの「Tmall Genie」に導入されるとのこと。また、同社は顧客企業にクラウド上の通義千問へのアクセスを提供し、各社のビジネスニーズに合わせてカスタマイズしたAIモデルの構築を可能にするという。
一方、同社はElastic Compute Service(ECS)やObject Storage Service(OSS)を含む主力クラウド製品についても、新しいECSインスタンス、OSS Reserved Capacity(OSS-RC)およびOSS Anywhere Reserved Capacity(OSS-ARC)の導入による低価格オプションを発表。企業にとってコンピューティングをより身近で手頃なものにすることを目指すという。
中国では今年3月、検索大手のバイドゥがChatGPTに対抗する大規模言語モデルである「Ernie Bot」を公開。ゲーム企業のNetEaseも新作ゲームにChatGPT風のAI会話生成システムを導入する計画を明かしていた。
参照リンク
Alibaba Cloud Unveils New AI Model to Support Enterprises’ Intelligence Transformation(PR Newswire)
Alibaba Cloud Unveils New AI Model Tongyi Qianwen(Pandaily)
Alibaba to roll out its rival to ChatGPT across all its products(CNBC)