お布施もQRコードでおさめるように
「あれ、現金がない!」
先日、筆者が住んでいるインド・バンガロールの食料品店で、買い物をしていたときのこと。現金で支払おうとしたが、財布に雀の涙ほどしか現金が入っていない事に気付いた。
盗まれた訳ではない。バンガロールに住んでいると、普段はキャッシュレス(主にスマホでの電子決済)生活を送っているため、現金を必要とする機会が少なく、持ち歩いていないのだ。
この食料品店でも、もちろんQRコードを読み取っての決済ができるが、自分のスマホのバッテリーが切れていたので、現金で支払おうとしたのだ(この時は、頻繁に買い物をする近所の店だったので、ツケで翌日支払いさせてもらった)。
今回は自分の不用心だったが、バンガロールで生活していると、本当に何でもキャッシュレスで購入できるので、現金を持つ必要性が全くない。
日本でもコンビニなどの大手チェーン店の利用が多い場合は、現金を持たずに生活することが可能だろう。しかし、インドの場合は本当に隅々までキャッシュレス決済が行き渡っていて、ローカルの商店で飲む一杯10ルピー(約17円)のチャイや、路上の野菜マーケットでさえ、店先には横にQRコードが設置してあり、スキャンするだけで支払ができる。