DXで未来を拓く 先駆者たちの現在地 

DXで未来を拓く 先駆者たちの現在地 

(写真:OneLineStock.com / shutterstock

漢方にも医療DX。テクノロジーで漢方薬の適正使用を支援

漢方のDXを推進するVARYTEX株式会社は1月23日、NES投資事業有限責任組合・株式会社グランツ等を引受先とするJ-KISS型新株予約権を発行し、シードラウンドにおける4,200万円の資金調達を発表した。新たな調達資金により、「漢方診断支援ソフトウェア」の開発事業を加速していく。

Updated by DX Laboratory on January, 24, 2023, 4:00 am JST

漢方テックスタートアップのVARYTEX、シードラウンドで4,200万円を調達【PR TIMES 1/23】
VARYTEXは2021年に設立。本社は東京都港区。「漢方理論の標準化と適正使用の推進」をミッションに掲げ、漢方ブランド「KAMPO MANIA」を展開。漢方薬のオンライン相談や漢方ビジネスコンサルティングなども手がけている。

VARYTEX株式会社 ウェブサイトより。

同社はこの度、一般社団法人日本東洋医学会と共同開発事業基本協定書を締結。漢方医学の診察方法や適正な漢方薬の使い方をサジェストし、医師の漢方治療をサポートする「漢方診断支援ソフトウェア」開発事業を本格的に開始する。

日本漢方生薬製剤協会によれば、医療現場における漢方製剤の使用量は年々増加し、現在は臨床医32万人のうち約9割の医師が処方しているとのこと。「漢方診断支援ソフトウェア」は、西洋医学ではカバーが難しく、診断や治療に難渋する疾患に対して漢方薬を正しく使用したいという医師のニーズに応えるプロダクトになるという。

参照リンク
漢方をDXするVARYTEX株式会社がシードラウンド資金調達を実施 日本東洋医学会と「漢方診断支援ソフトウェア」の共同開発事業をスタート(PR TIMES)
VARYTEX株式会社:https://www.varytex.co.jp/