DXで未来を拓く 先駆者たちの現在地 

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(写真:Derplan13 / shutterstock

安全なデータ活用を実現する。プライバシーテック企業が資金調達

プライバシーテックサービスを手がける株式会社Acompanyは12月21日、シリーズAファーストクローズで第三者割当増資および融資による約6.4億円の資金調達を発表した。今回のラウンドはSpiral Capitalが主導し、Beyond Next Ventures、ANRI、DG Daiwa Ventures、日本政策金融公庫、商工組合中央金庫、三菱UFJ銀行らが参加。同社の累計調達額は約8.7億円となった。

Updated by DX Laboratory on December, 27, 2022, 4:00 am JST

プライバシーテックのAcompany、シリーズAファーストクローズで約6.4億円を調達【PR TIMES 12/21】
Acompanyは2018年に設立。本社は愛知県名古屋市。「プライバシーテックで社会課題を解決する」をミッションに掲げ、プライバシー保護とデータ活用の両立を実現するプラットフォーム「AutoPrivacy」やプライバシーデータのコンサルティングサービスを提供。テクノロジーを活用した安全なデータ活用の実現を目指している。

株式会社Acompany ウェブサイトより。

「AutoPrivacy」は、プライバシー規制を踏まえた上で、秘密計算や合成データといったプライバシーテックを組み合わせ、複数事業者間のデータ連携・分析基盤を構築できるサービス。マーケティングからヘルスケア、モビリティ、金融まで幅広い領域に活用できるという。

調査会社Fortune Business Insightsによれば、データプライバシーソフトウェアの市場は2021年に16億8,000万ドル(約3,233億円)で、2029年までには約15倍の258億5,000万ドル(約3.5兆円)に成長すると予測されている。

なお、調達資金については、営業やソフトウェアエンジニアの採用強化に活用する見込みだという。

参照リンク
プライバシーテックスタートアップのAcompany、シリーズAのファーストクローズで総額約6.4億円の資金調達を実施(PR TIMES)
Data Privacy Software Market Size, Growth | Report [2022-2029](Fortune Business Insights)
株式会社Acompany:https://acompany.tech/