DXで未来を拓く 先駆者たちの現在地 

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(写真:1494 / shutterstock

物流業界の非効率を改善する。クラウド型の国際物流プラットフォーム

国際物流プラットフォーム「Giho」を手がけるWillbox株式会社は10月24日、シリーズAラウンドで約7億円の資金調達を発表した。今回のラウンドはSMBCベンチャーキャピタルが主導し、既存投資家の三菱UFJキャピタル、丸紅ベンチャーズ、ANOBAKA、新規投資家のSalesforce Ventures、Golden Asia Fund Ⅲ、みずほキャピタルが参加した。

Updated by DX Laboratory on October, 26, 2022, 4:00 am JST

国際物流プラットフォームを運営するWillbox、シリーズAラウンドで約7億円を調達【PR Times 10/24】
Willboxは2019年に設立。本社は神奈川県横浜市。「国際物流をより最適に、よりスマートに」をミッションに掲げ、マーケットプレイス・SaaS・コミュニケーションを組み合わせた国際物流プラットフォーム「Giho」を提供。現在85社の荷主企業に利用されており、160社を超える物流事業者が登録。荷主企業の8割以上は上場企業だという。

Willbox株式会社 ウェブサイトより。

Gihoは、主に「大型貨物(工業製品)」を扱う荷主企業とデータベース化された物流事業者を直接つなぐクラウドサービス。デジタル化が進まず非効率的な産業構造が残る国際物流業界の課題解決を目指しており、 荷主企業に対しては「最短10秒の見積回答」、「物流コストの平均15%削減」、「確実なスケジュールでの物流機能提供」を実現。一方、物流事業者には「新規案件獲得」、「高単価での受注」、「見積書作成からの解放」といったメリットがあるという。

同社は調達資金の使い途について、顧客基盤の拡大に向けたサービス開発の加速に言及。また、国内拠点の充実と台湾における事業の立ち上げにも活用するという。

参照リンク
国際物流プラットフォーム「Giho」を運営するWillbox、シリーズAラウンドでSMBCベンチャーキャピタルをリード投資家に総額約7億円の資金調達を実施
Willbox株式会社:https://willbox.jp/
代表インタビュー | 創業家三代目が家業を辞めて、国際物流スタートアップを始めた理由:https://www.wantedly.com/companies/company_8200863/post_articles/341628