DXで未来を拓く 先駆者たちの現在地 

DXで未来を拓く 先駆者たちの現在地 

(写真:Simple Line / shutterstock

DXで中小製造業を支える。パッケージ型の自動化設備

中小製造業向けにデータを活用した自動化設備の設計・販売を手がける株式会社Robofullは10月3日、SBIインベストメント、ANRI、East Ventures、愛知キャピタル、NOBUNAGAキャピタルビレッジを引受先とする第三者割当増資により、総額約1.5億円の資金調達を発表した。中小製造業の自動化促進や人手不足の解消を目指し、事業拡大を図る。

Updated by DX Laboratory on October, 6, 2022, 4:00 am JST

中小製造業DXのRobofull、総額約1.5億円の資金調達を発表【PR TIMES 10/3】
Robofullは2021年に設立。本社は愛知県名古屋市。「製造業界における情報断絶の解消」をミッションに掲げ、投資回収期間が短く、仕様策定が不要のパッケージ型自動化設備を販売。また、2022年9月からは、自動化設備と顧客ニーズをつなぐ営業支援データベース「AKINDO」もベータ提供している。

株式会社Robofull ウェブサイトより。

同社のパッケージ型自動化設備は、「工場に合わせたオーダーメイドが基本で、導入効果や価格感がわかりにくい」という従来の自動化設備の課題にアプローチするもの。現在は金属加工工程を対象に複数のパッケージ設備を開発・販売しており、今後はパッケージ数のさらなる拡大や三品業界を始めとする他業界向け設備の開発も視野に入れているという。

同社は調達資金の使い途について、パッケージ型自動化設備の開発やラインナップ拡充、AKINDO開発・販売の加速、人員採用や組織強化などに言及している。

参照リンク
株式会社Robofull 総額約1.5億円の資金調達を実施。中小製造業の自動化促進・人手不足解消に向け事業加速(PR TIMES)
株式会社Robofull:https://www.robofull.com/