インフラ組み込み型自動運転技術のSeoul Robotics、シリーズBラウンドで2,500万ドルを調達【Tech Crunch 9/24】
Seoul Roboticsは2017年に設立。本社は韓国のソウル。自動運転システムを車両ではなくインフラに組み込む「Autonomy Through Infrastructure(インフラによる自動運転、ATI)」と呼ばれるアプローチでの自動運転の実現を目指しており、BMWやメルセデス・ベンツ、ボルボ、クアルコム、LG Uplusなどと協力。今年8月にはNvidiaとの提携も発表していた。
同社の自動運転インフラプラットフォーム「Level 5 Contorol Tower(LV5 CTRL TWR)」は、建物や街灯などのインフラに設置されたセンサーとコンピューターのメッシュネットワークで構成され、V2X通信を活用。車線維持やブレーキアシストなどの先進運転支援システムを搭載する車両であれば、自動運転システムがなくても自動運転を可能にするという。このアプローチで は、各車両にカメラやLidarなどを搭載する必要がないため、自動運転実現のコストを大幅に削減できるとのこと。同社のHanbin Lee CEOは「ATIであれば、わずか数百個のセンサーで1つの駐車場を通過する数百台の車を自動化できる」と説明している。
なお、同社は調達資金を自動車ロジスティクス向けソリューション開発の推進や海外展開、パートナーシップの推進などに活用する見込み。
参照リンク
Inside Seoul Robotics’s contrarian approach to autonomous vehicle tech(Tech Crunch)
Seoul Robotics Secures $25 Million in Series B Funding to Advance Autonomous Mobility Through Smart Infrastructure(AiThority)
Seoul Robotics:https://www.seoulrobotics.org/