コールセンター向けAI音声アシスタントのPolyAI、シリーズBラウンドで4,000万ドルを調達【Tech Crunch 9/7】
PolyAIは2017年に設立。ケンブリッジ大学のスピンアウト企業で本社はロンドン。大手企業のコールセンター向けに、本物の人間のように自然な対応ができるAI音声アシスタントを開発・提供。フェデックスやマリオット・ホテル、英ホテル外食大手のウィットブレッドなどの企業に導入されている。
同社のプラットフォームの特徴は言語に依存しないことで、複数の言語で展開する際にも土台となるアーキテクチャを開発し直す必要がないという。また、音声アシスタントの訓練に必要なデータの量が少ないのも強みで、約2週間で導入が可能とのこと。
Fortune Business Insightsによれば、コールセンターソフトウェア市場は2021年時点で269億ドル(約3兆8,000億円)規模で、2029年には787億ドル(約11兆2,600億円)規模まで成長すると予測されている。同市場には、Googleやマイクロソフト、アマゾンなどの大手企業が注力。また、Got It AI、Replicant、Tenyxなどのスタートアップも次々と資金調達を果たしている。
なお、今回調達した資金は成長加速と事業拡大のために活用するとのこと。
参照リンク
PolyAI lands $40M to handle contact center calls automatically(Tech Crunch)
With 14.4% CAGR, Contact Center Software Market Worth USD 78.75 Billion by 2029(GlobeNewswire)
PolyAI:https://poly.ai/
PolyAI raises $40m Series B to help put superhuman voice assistants behind every customer service line