DXで未来を拓く 先駆者たちの現在地 

DXで未来を拓く 先駆者たちの現在地 

(写真:Mykhailo Hnatiuk / shutterstock

「移動」のその先へ。次世代型車いすで実現する身体の拡張

次世代椅子型モビリティ製品を手がけるLIFEHUB株式会社は8月23日、株式会社ナノバンクを新規株主として迎え入れるとともに、既存株主であるインキュベイトファンド株式会社に対する第三者割当増資により、1億6,000万円の資金を調達すると発表した。

Updated by DX Laboratory on August, 25, 2022, 4:00 am JST

次世代型車いすのLIFEHUB、シードラウンドで1.6億円を調達【PR TIMES 8/23】
LIFEHUBは2021年に設立。本社は東京都台東区。「人類の身体的な制約からの解放」をミッションに掲げ、身体拡張デバイスやモビリティ製品、医療・福祉機器などの開発し、関連サービスを提供している。

同社は現在、第1弾プロダクトとして、二輪起立構造を実装した次世代型電動車いす「TRANSELLA(トランセラ)」(仮称)の開発に取り組んでいるとのこと。TRANSELLAは、ユーザーが搭乗した状態で「歩く、立ち上がる、乗り越える」といった動作を実現する車いす。すでに試作モデルができあがっており、2023年末の市場投入を目指しているという。

LIFEHUB株式会社 ウェブサイトより

調達資金については、TRANSELLAの開発及び広報活動に活用する見込み。同社の中野裕士CEOは「二輪起立構造を持った電動車いすの製品化により、これまで車いすユーザーが日常生活において感じていた心理的・物理的な障壁を解消できる」とコメントしている。

参照リンク
【PR TIMES 8/2】次世代の椅子型モビリティを展開するLIFEHUB株式会社、シードラウンド1.6億円の資金調達を実施
LIFEHUB株式会社:https://www.lifehub.co.jp/