DXで未来を拓く 先駆者たちの現在地 

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(写真:Singleline / shutterstock

空飛ぶタクシーインフラ構築も視野。アーバン・エアモビリティ関連企業が資金調達

無人航空機インフラを手がける英Skyportsは先ごろ、シリーズBラウンドでST Engineering Venturesから313万ドル(約4億円)の資金調達を実施。同社は今年3月のシリーズBファーストクローズで2,300万ドル(約31億円)の調達を発表しており、同ラウンドの総調達額は2,613万ドル(約35億円)となった。

Updated by DX Laboratory on August, 5, 2022, 4:00 am JST

空飛ぶタクシーインフラのSkyports、シリーズBラウンドの総調達額が約2600万ドルに【UKTN 8/2】
Skyportsは2018年に設立。本社はロンドン。eVTOL(電動垂直離着陸機)向けの離発着場(バーティポート)を開発・運営するほか、ドローンサービス部門も保有している。

Skyports ウェブサイトより

SkyportsとST Engieeringは2021年、シンガポールで貯水池の監視やドローンによる点検、船から陸地への配送プロジェクトで提携。今年初めには、両社と住友商事の3社がシンガポールでの船陸間輸送のためのコンソーシアムを設立していた。また、同社は先週、エアアジアと共同でマレーシア国内で空飛ぶタクシー網を構築する計画も発表している。

人や物を空を使って輸送する都市交通システムは、アーバン・エアモビリティと呼ばれる。モルガン・スタンレーによれば、同市場は2040年までに1兆ドル(約130兆円)規模まで拡大する可能性があるという。

参照リンク
【UKTN】Air taxi infrastructure startup Skyports closes £21.4m Series B
Skyports:https://skyports.net/