農業の人手不足に一石を投じる、トラクター自動化技術の米Sabanto【PR Newswire 6/30】
Sabantoは2018年に設立されたスタートアップ。本社は米イリノイ州シカゴ。農家がすでに保有するトラクターに導入可能な自動化ソリューションを開発し、オープンプラットフォームで提供している。同社の技術はほとんどのトラクターメーカーに互換性があり、2022年第3四半期中にも一般の農家向けの製品リリースを予定している。
米国の農業は、農家の高齢化や労働力不足、コスト上昇などの問題に直面しており、政府や業界はこれらの解決策としての自動化技術の可能性に注目している。世界の自律走行トラクター市場は2021年時点で18億8800万ドル規模で、2030年にかけて年平均成長率21%で成長すると推定されている。
自律走行トラクターやトラクターの自動化システムについては、日本のクボタやヤンマーなどの産業機械メーカーも提供しているが、メーカーやモデルを問わず後付けできるSabantoのような技術は革新的だ。Hico Capitalの責任者を務めるSamuel Kim氏は同社の技術について「トラクターの運用効率を高めるだけでなく、農業の持続可能性に貢献する」と言及している。
参照リンク
【PR Newswire】SK networks’ Hico Capital invests in a US tractor automation solution provider
Autonomous Tractors Market Size, Share, 2022 Emerging Technologies and Potential of Industry Till 2030 | (CAGR) of 21%
Sabanto:https://sabantoag.com/