雨に魅せられた僕は、雨を撮り続け、ついには雨を題材にした本を出した。詩人の高橋順子さんと一緒に出版した『雨の名前』(2001年 小学館)では400種以上の雨の名前とともに各地の雨の風景を紹介した。
僕が見ているのは落ちてくる雨そのものだけでなく、濡れることで出てくる世界だ。そこには、独特の美がある。
もちろん、晴れている日は気持ちがいい。けれど、雨の日には雨の日にしか見えないものがある。それを写し出したくて、僕は梅雨の日にもレンズを構え続けている。
佐藤秀明/雨の作品集
写真家・佐藤秀明氏によれば、日本の風景には雨に濡れることで見えてくる美しさがあるという。雨が引き出した日本の景色の魅力を見てみよう。
雨に魅せられた僕は、雨を撮り続け、ついには雨を題材にした本を出した。詩人の高橋順子さんと一緒に出版した『雨の名前』(2001年 小学館)では400種以上の雨の名前とともに各地の雨の風景を紹介した。
僕が見ているのは落ちてくる雨そのものだけでなく、濡れることで出てくる世界だ。そこには、独特の美がある。
もちろん、晴れている日は気持ちがいい。けれど、雨の日には雨の日にしか見えないものがある。それを写し出したくて、僕は梅雨の日にもレンズを構え続けている。